〜ネギを背負った鴨とタコのブログ〜

衝動買いしてしまった写真機材についての購入経緯及び有用性の検証と考察、並びに日々の戯言などなど

Gimbal Head

Really Right Stuffのジンバル雲台、PG-01です。

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 飛びものを、超望遠レンズで追いかけまわして撮影するような時に使用するものと思っていました。それならビデオ雲台の方が扱いやすいし、そもそも超望遠レンズなんて代物を所有していないので自分には縁がないな、とも思ってました、ちょっと前までは。

夜な夜なRRSのサイトをみては「いや俺には必要ない」と自分に言い聞かせていたのですが。同社サイトのユーザーレビューも「ノブが固すぎ!ダメでしょ!」とか「ミラーレスかコンデジ専用じゃん!これ。一眼使えねえし!」と散々な内容だったのですが。

物欲に根負けしてしまったようです。

 

PG-01 Pano Gimbal Head !

ジンバル雲台といってもサイズが小さく携帯性に優れていそうだ!

これだけでPanorama とかVertoramaとか簡単にできるに違いない!

ビデオ用の雲台としても使えるかも!

そもそも三脚とか雲台は一生ものだし! 

 

いやこれぐらいでやめておこう。

写真を生活の生業としているわけではない。故にコストパフォーマンスを気にする必要はない。素人の道楽やねんから、買えるうちに欲しい機材買うたらええやん。当面飲み食いは慎ましくせざるを得ないが、大人だからそれぐらい我慢できるやろう。大体今年に入ってからタバコ吸うてへんし。それだけで1年間で¥167,900も浮くやん!しかも昨今の金利水準考えてみいや。現在価値に引き直してもほぼ同額やで。いやマイナス金利やから、今使わな損やん、、、

文章にするととんでもなく稚拙で説得力の欠片もないロジックですわ。ともかく、既に手元にあるのだから購入に至る葛藤などはもはやどうでも良いことなのです。

 

70-200ぐらいまでなら一眼でもなんとか使えるよ、とはメーカーの弁。

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 うんうん、なかなかええんちゃうか。流石に1DX は論外と思われたのでEOS5で。

 

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 う〜ん、

パンは問題なさそうやけど、ティルトは急に動かすと”ガン!”とかなりそうな気もする、、、望遠でなければなんとかなるかなぁ、、、

 

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 あぁ、これはいいかも。シフトレンズの手持ちは厳しく三脚必須ですので。当面は一つしかないLプレートを使い回すほかないですね。買えば結構値が張るしかさばりますから。角張ったデザインだからカメラも四角い方がいいかなぁ、と。

 

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 ・・・・・

カッコいいとは思いますがこの組み合わせ、フィールドに持ち出すことはないだろうなぁ。

 

さて、肝心の使用感です。

レベリングベース、6角形の星型のようなノブの上にあるツマミで固定するのですが、小さすぎて使い辛い!カメラを取り付けた状態で、オマケのようなちっちゃな水準器を見ながら水平出し、至難の技です。(カメラをつける前に水平出しすることもできるのですが、カメラ装着後若干ぶれるんですよ、、、)

パンニングですが、スムーズに動かすにはかなりコツがいりそうです。ティルトはパン以上にスムーズな操作は困難です。動画利用はかなり厳しいようです。

そもそもこの雲台、発売以来「ノブが固くて回せない!」というクレームがかなりあったようで昨年の暮に代替パーツが送られてきました。ワッシャーのようなパーツを交換すると素手でもなんとか回せられるようになったかな、と。決して使いやすいとは思いませんがカメラを固定する機能は十分だと思います。70-200F2.8+一眼レフ(バッテリーグリップなし)であればピタッ!と止めることができます。

最大のポイントはRRSのプレート類が不自由なく使用できるということでしょうか。アルカスイス互換って、メーカー異なると結構シビアだと思います。そしてやはり軽い!所有している雲台の中では一番軽量なんです。バラせばコンパクトになります。携帯性はもう抜群です。この歳になると軽量であるという事は、何にも増して大事な事なのです。

さて、子供の剣道の試合の動画撮影が此奴のデビュー戦でした。Canon EOS M3 + EF24-70を乗っけて動画撮り。ギアとしてはサイコーにカッコいい!他の父兄の方々の三脚群の中でも抜群の存在感、メッチャ目立ちます!そして聞かれます、「すごいですねぇ、ところでこれは一体どのような効果があるのですか?」 何も答えられません、、、恥ずかしい、、、

 

うだうだ書いてしまいましたのでそろそろ〆を。

購入過程における判断

  • ビデオ雲台の方が使いやすいと体験してたにもかかわらず、ジンバル雲台に興味を抱いてしまった。
  • 所有する必要のない理由を明確に理解していたにもかかわらず、物欲と所有欲を制御をすることができず、手の内に入れる理由を探してしまった。
  • 結果、”所有する必要性がない”という当初の結論を”所有しても大きなデミリットはない”という都合の良い結論にすり替えてしまった。

有用性・必要性の有無

  • 小型軽量の雲台、しかもレベリング機能付で持ち運びの際もかさばらない、と非常に便利。またいい悪いは別にしてカッコよく目立つ。便利な小型雲台であり重宝する。
  • ジンバル雲台としての利用はまだ行っていない。今後どれくらいの頻度でパノラマの類の撮影を行うか不明であり、いずれにせよこのジンバル雲台がなければ困るという状況はまず発生しないであろう。

総括

  • 現在の私のレベルでは、残念ながら小型のジンバル雲台を所有する必要性はありません。
  • ただし小型軽量レベリング機能付き雲台としては重宝しています。
  • ということは比較対象となる機能の雲台との性能・価格差次第で、購入の正当性が立証されることに。USD335.00以内でレベリング機能がついた雲台、ありませんよねぇ。

この雲台でないとダメだ!というシチュエーション、探さねばなりません。ちゅうか、そんな状況があるのだろうか。GITZOの1型トラベラー+PG-01のみを担いで山へ、そんな状況なのだろうか。まずは体力を増強せねば、、、