Birth year Leica 2
Leica M3 & Elmarit2.8/28
今は昔
もとめにけり、
色もくろめにけりや、
となむ語り伝えたるとや
DⅢ、カッコ良いしコンパクトで便利
毎日通勤カバンに入れて持ち歩いている。ピント合わせ、時々面倒だなぁと思うこともあるが、不満は全くない。
ひょんなことから、M3ってどうなんだろう?と思った。触ってみた。結構重たいねんなぁ。
ファインダー覗いてみた、、、
これ欲しい!
ちょっと待て。M4も触らせてもらった。
カッコいい、、、M3よりあか抜けてる。35ミリの枠も出るらしい。M5も持ってみた。
えっ?シャッターダイヤル、人差し指で楽勝やん、メッチャ操作しやすいんとちゃうか。でもって露出計、やっぱりあると便利だなぁ。
気がついたら買わなきゃモードになっていた。さすがに3つも買えない!ていうか、アホだろう。M3、M4、M5、どれが必要なのであろうか?どれもなくても困らない。
では持つべき理由はあるのか?
ある♪
2年ほど前に買った長尺フィルム、早く使い切るためにはもう1台カメラが必要やん。
(未だ中身を直接見たことはない。今気がついたのですが、AGFA製なんだな。)
「後塗り」というのですね。邪道かなぁとも思ったけど、生まれた年の黒が欲しかった。オリジナルはさすがに無理。転売するわけじゃぁないしそもそも自分で使うんだからまぁいいか、と東京大森にある修理・塗装のお店にシルバークロームのM3持ち込んで待つ事約4ヶ月半、忘れた頃に出来上がってきた。
レンズはそうだ、奥さんの生まれた年のにしよう!
きっとカメラとレンズを買ったことを喜んで受け入れてくれるに違いない!!
程なくebayで妻の生まれた年のブツを見つけた。ライカのレンズに躊躇は無用、という事にして落札してしまった。あぁぁ、、、
とあるブログ、私が勝手に敬愛してやまない方が書かれているのであるが、とても素敵な組み合せがアップされている。ブラックのM4に外付ファインダーがついていてレンズはElmarit28の1st。ただただ、カッコいい。コメントがまた、説得力がある。
「カッコいいカメラだから持ち出す。持ち出すから撮れる。」
ですよねぇ、本当にそう思います。
ずっしり感があるからか、手にした際に大きさを意識することはない。ピタッと吸い付くような感じでホールドできるのでコンパクトにさえ感じる。
サクッと構える、ピタッと止めて、スッと戻す。
流れるような所作。
この動作をテンポよくスムーズに行うことができるように、大きさ・重さ・形が決まったのでは、と感じた。デジカメの背面液晶が登場するまでの間、カメラで撮影するという行為の基本動作はこのM3から始まったのではないかとさえ思える。
ちなみにDⅢはコンパクトカメラの延長のような感覚ですかね、片手でチャッチャッチャッ、て扱える。
ファイダーが圧倒的に見やすいからピント合わせも楽だ。今までライカのこと、不条理に高いコレクターカメラだなんて勝手に決めつけていました、ごめんなさい。もっと早くから使い始めてればよかった。
逆に不満な点はなんだろうか。
ある意味ファインダーかな。わかっていた事とはいえ、28ミリをつけても50ミリの枠しか見えない、ちゅうか出っぱなし。
外付ファインダーはカッコもいいのだが、そもそも必要だろう実用的に。ただ外付けファインダーで写る範囲を確認するという動作にいまだ慣れない。
Elmarit 28 T-MAX100
明らかに一眼とはお作法が異なるなぁ、慣れが必要だなぁ、と感じております。いずれにせよ50mmのレンズが必要だとわかった、買わねば。
M3を使い始めて思いだした事。それは親指「巻き上げ」。
DⅢはつまみを「回す」。HasselbladもRolleiflexもハンドルを「回す」。Film EOSやContaxの一眼は「電池が勝手に巻き上げてくれる」。デジカメは、巻き上げるという発想がない。
最近滅多に持ち出さなくなったけど親父から譲ってもらったNikon Fと、ダイビングやってた頃に使っていたNikonosⅤも巻き上げだったな。もっと使わなきゃ。その為にはNikonのレンズも必要だな。
そしてM5、
やはり気になるのであった。